こんにちは!たくろーです。
最近下記のようなことをよく聞かれます。
- 学歴もなくフリーターだけど就職できるのか?
- 高卒フリーターは人生終了ですか?
- 高卒フリーターが人生逆転するにはどうしたらいいか?
このように高卒フリーター=やばいといったイメージを持たれている人は多いんじゃないでしょうか。
実際高卒フリーターがやばいかというと、その答えは
そのままフリーターを続けるのであればやばい
となります。
これはフリーターが年齢によっては立場上かなり厳しい状況に置かれるためです。
では実際にどうやばいのか、皆さんも気になるんじゃないでしょうか。
本記事では高卒フリーターがどうやばいのか、逆境状態から乗り越えるための方法を解説します。
- 大学中退後の将来が怖い
- 大学を中退してから何をすればいいか分からない
- 学歴がない状態から這い上がりたい
このような悩みをお持ちの方いませんか?
XのDMにてどなたからのご相談もお待ちしておりますので、今抱えているお悩みがありましたらお気軽にご相談ください!
目次
高卒フリーターがやばいと言われる理由
高卒のフリーターの方への世間の印象は決して良くありません。
これは元々日本が学歴や就業形態といったステータスが高ければ良いという考え方があったからです。
- 良い大学に行かないと一流に就職できない
- 正社員になれば人生安泰
例えば40代以上の方たちは、上記ような考えが染みついている方も多いんじゃないでしょうか。
しかし高卒フリーターがやばいと言われている理由は、上記のようなイメージ以外のところでも見られます。
ここではより具体的に高卒フリーターがやばいと言われている理由について掘り下げていきましょう。
大学中退がやばいと言われている理由については下記記事で解説しています。
中退者や中退を検討されている方は上記記事をご参照ください。
高卒フリーターは平均生涯年収が低い
まず数字的なところから解説すると、高卒フリーターは正社員などに比べると平均生涯年収が低いです。
参照:ユースフル労働統計2023|生涯賃金など生涯に関する指標
上記は正規雇用と非正規雇用の定年までの生涯賃金のデータです。
図のように高卒の非正規雇用では大卒の正社員に比べると生涯賃金が半分くらいしかありません。
さらに退職金も含めるともっと差が開くでしょう。
このように収入面のデータから高卒フリーターはやばいと言われています。
高卒フリーターは就職ができないというイメージ
最近は学歴社会の風潮はなくなってきていますが、それでも
- 高卒フリーターは就職できるところがない
- 大卒でないと良い企業に就職できない
上記のようなイメージを持っている方はいまだに多いです。
このようなイメージが浸透しているのは下記のような理由からでしょう。
- 若年層の両親の世代が学歴社会で、親世代の考え方に影響されている
- 有名な大企業などは大卒の人しか採用しない
- フリーターの方の人間的な部分の世間のイメージが悪い
私の場合大学を中退しましたが、両親からは良い企業に入れないのではと心配されていました。
他の大学への編入も薦められたので、私の両親は「大卒でないと将来的に厳しい」といった考えを持っていたでしょう。
また私がアドバイザーとして担当している方も、フリーターでも就職できるのか不安に思っている方が全体の8割くらいです。
このように「高卒フリーター=就職できない」という固定観念は現在でもかなり浸透しています。
高卒フリーターは将来性がないと言われている
高卒フリーターは将来性がないという意見も多いです。
このように言われている理由は下記となります。
- 生涯賃金が低い
- フリーターが最終的に行きつく先はフリーターしかない
生涯賃金が低いことは先ほど解説した通りですが、これはあくまで定年までフリーターで居続けた場合です。
途中から正社員に就職してそれなりに実績を積めば、生涯賃金の差も開かないでしょう。
しかし途中から正社員になるといっても、一定の年齢を超えるとそれが叶わなくなってしまいます。
デッドラインは35歳と言われており、この年齢を超えると正社員への就職ができなくなってしまうのです。
実際に就職エージェントなどでも「30歳まで」または「35歳まで」といった制限を設けています。
よって35歳を超えてしまった高卒フリーターは将来性がないと言われても仕方ありません。
高卒フリーターのイメージが単純に悪い
高卒フリーターがやばいと言われている理由の中で、単純にイメージが悪いからという理由もあります。
これはフリーターの人間性の部分において世間のイメージがかなり悪いからです。
例えばテレビなどでよくフリーター(または無職)の方を目にしますが、
- 家に引きこもってしまって全く働かない
- 生活保護を受けながら生活しているシニア以上の世代
- テレビで報道される何らかの犯罪や事件の加害者が無職の人が多い
といったような方たちをよく目にするんじゃないでしょうか。
もちろん実際は上記のような人だけではなく、一生懸命働いているフリーターの方もいます。
しかし悪いイメージを持たれるパターンの方が頻繁に露出されているので、フリーターは人間性の部分で悪いイメージを持たれるのです。
高卒フリーターの実際にやばいところとは?
これまでは高卒フリーターが世間一般的にやばいと思われている理由について解説してきました。
では実際はどういった所がやばいのでしょうか。
大学を中退してからのフリーター経験や、現在やっているキャリアアドバイザーの経験をもとに挙げる高卒フリーターのやばいところは下記です。
- そもそも若い高卒フリーターはそこまでやばくない
- 35歳を超えてからの正社員就職はほぼ不可能
- フリーターで何をしてもその経験に市場価値がほとんどない
上記について詳しく解説していきます。
そもそも若い高卒フリーターはそこまでやばくない
そもそもになりますが、高卒フリーター全員がやばいかというと決してそうではありません。
特に若い高卒フリーターの方は正直そこまでやばい状態ではないと思います。
なぜかというと、20代であればフリーターからでも様々な選択肢があるからです。
例えば正社員に就職できるのかと聞かれることがよくありますが、正社員への就職自体は正直全然難しくありません。
また20代前半であれば大学や専門学校に入って専門知識を付けてから就職といったこともできます。
こういったことを知らずにあまり行動しない方が多いのが現状です。
多くの方がフリーターだからと言って諦めてしまっていますが、若い方にとってのフリーターはそこまで問題ではありません。
35歳を超えてからの正社員就職はほぼ不可能
20代であるうちは高卒フリーターはそこまでやばくないと解説してきましたが、フリーターで居続けることは危険です。
なぜかというと35歳を超えると正社員への就職がほぼ不可能になるからです。
例えばフリーターの方は就職活動をする際によく就職エージェントを使います。
しかしフリーター専門の就職エージェントがサポートできる人材の年齢はMAXでも34歳以下の方となります。
転職エージェントの中には、40代専門のエージェントがあったりします。
しかし対象となるのはある程度正社員経験がある方に限ります。
よって34歳までに正社員就職をしておかないと、それ以降は将来の選択肢が大きく制限されてしまいます。
フリーターで何をしてもその経験に市場価値がほとんどない
アルバイトや契約社員、派遣社員としてどんな経験をしたとしても、それに対しての市場価値はほとんどありません。
例えば就活をする際にアルバイト時代の経験をアピールしても、その経験自体が内定に直接役立つことはありません。
なぜかというと就職業界において、正社員の経験がない方は全て1つのくくりにされてしまうからです。
上記の図は就職または転職をする際に、就職可能な企業の条件を記したものです。
この図のように正社員未経験の人は就業経験の有無にかかわらず、未経験OKの条件の企業にしか就職できません。
いわゆる「経験者採用」というのは、正社員として同じ業界・職種を経験した人のみが対象になる採用です。
そのためどれだけ非正規雇用として経験を積んでも、企業からはあまり価値の高い人材と見られません。
高卒フリーターから挽回するために意識すべきこと5選
先ほども解説した通り、20代のフリーターはそこまでやばい状況ではありません。
しかし、どこかのタイミングで逆境を乗り越える必要があります。
そこで高卒フリーターが逆境を挽回するために意識すべきポイントをまとめました。
- フリーターの状況に慣れない
- 進路に迷ったらとりあえず就活すべき
- 行動は早ければ早いほど良い
- 長期的な目線でメリットを考える
- 経歴を気にしすぎない
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
フリーターの状況に慣れない
現在もフリーターの方に言いたいのが、フリーターという状況に慣れないことです。
フリーターは一言で言うとその場しのぎにしかなりません。
歳を重ねるごとに収入が上がるわけではありませんし、非正規雇用の経験は市場価値が低いです。
しかし比較的ストレス負荷も小さく楽に働くことができるので、この状況下に満足してしまう人が多いでしょう。
実際正社員就職に抵抗がある人は、上記のような理由でなかなか踏み込めない方が多いのです。
そうはいっても長期的にフリーターを続けるメリットはないので、フリーターであることに危機感を持つようにしましょう。
迷ったらとりあえず就活すべき
今になって強く共感するのが、迷ったらとりあえず就活をするという考え方です。
その理由は正社員では経験として得られるものが非常に多いからです。
例えば私の場合、大学を中退した後まったくやりたいことがありませんでした。
そのため就活も明確な目標や目的があってやったわけではありません。
しかし、就職して業務など様々なことを経験することで次の自分の目標ややりたいことが明確になってきました。
また、正社員を一度経験すると転職先の企業のバリエーションもかなり増えました。
収入UPを目的として正社員を目指す人は多いですが、上記のように収入以外の部分でも得られるものがあります。
行動は早ければ早いほど良い
35歳を超えたフリーターはやばいと先ほど解説しましたが、それまではフリーターでいても大丈夫かというとそうではありません。
早く行動できるのあれば、早いに越したことはありません。
就活を例に説明しましょう。
就活をするとなると就職エージェントを利用する人が多いですが、エージェントの中には
- 29歳(20代)までを対象にサポートする就職エージェント
- 34歳までを対象にサポートする就職エージェント
といったように2パターンのエージェントがあります。
よって30代になると利用できないエージェントも出てきます。
また、企業側としても年齢だけを見ると若い人材の方を採用する傾向があるので就活時期は早いに越したことはありません。
一方副業で稼いだり起業を目指すといった道もありますが、一定期間の下積み期間が必要です。
もちろん成功すれば全く問題ありませんが、かなりハイリスクではあるので失敗することも考慮すると早いうちに挑戦すべきでしょう。
長期的な目線で何をすべきかを考える
フリーターの方で意外と意識できてないのが、長期的な目線で何をすべきか考えることです。
なぜ意識できてない方が多いかというと、正社員になりたての状態はそこまでの恩恵を受けれないからです。
実際、正社員になってすぐではアルバイトの方が収入が良いといったケースも少なからずあります。
しかし重要なのは、収入よりも正社員を継続することによって得られる経験やスキルです。
経験を積んでスキルアップすることで企業内での評価も上がりますし、個人としての市場価値が上がります。
そうなると就業先で収入を上げたり、転職時に年収を上げることが可能です。
そのためどこかのタイミングでフリーターの収入を超える時が来るため、長期的に考えると正社員の方がダントツでメリットが大きいでしょう。
20代のうちはお金よりも経験やスキルアップを重視しましょう。
経歴を気にしすぎない
例え高卒フリーターであっても、自身の経歴を気にしすぎないようにしましょう。
よく就職相談の際に
学歴もなくフリーターなんですけど就職できますか?
と聞かれますが、初めて正社員に就職する場合は全くと言っていいほど経歴で判断されません。
先ほども少し解説しましたが、正社員未経験の方は過去にどんな経験をしていても就活の際は同じくくりで見られます。
つまり、過去フリーターでも契約社員でも派遣社員でもそこに優劣は存在しないのです。
また、たとえ大卒であっても正社員経験がない人は上記に当てはまる方と同格扱いとなります。
よって高卒フリーターであってもネガティブに考える必要は全くありません。
高卒フリーターから人生逆転した人が選んだ進路
高卒フリーターから人生を逆転させた人は多くいますが、これらの方に共通して当てはまる進路があります。
それは下記2つの進路です。
- 正社員に就職
- 起業またはフリーランス
ここでは、それぞれの進路の特徴とポイントについて解説します。
正社員に就職
高卒フリーターから人生逆転を叶えている人の中で最も多い進路が正社員就職です。
なぜ正社員就職が選ばれているかについてはこの後詳しく解説しますが、一言で言うと再現性が高いからです。
特定の企業に入るにはある程度学歴の壁や経歴の壁があったりしますが、入社してからはそのような障壁はありません。
つまり入社後の自身の価値は経歴ではなく自身がもたらした成果で決まるということです。
しかし「正社員=安定」という考え方は一部の大企業でのみしか通じないので、このような考え方は持たないようにしましょう。
正社員に就職して成功している高卒フリーターの方は、どこに就職するかよりも就職先で何をするかを重視しています。
起業またはフリーランス
数は少ないですが、フリーターから起業して、またはフリーランスとして成功する方もいます。
起業やフリーランスのメリットは、なんといっても圧倒的に稼げるということです。
しかし、その反面成功するまでの難易度が高いという点もあります。
個人的には一度正社員に就職してから、副業などを通して独立することをおすすめします。
実際並大抵の努力では成功しませんし、最初のうちはかなり苦しい思いをするでしょう。
もしフリーターから挑戦するのであれば、うまくいかない可能性も考慮して早いうちに挑戦すべきです。
なぜ高卒フリーターは正社員に就職すべきなのか
高卒フリーターの方が就活する理由として多いのは
- 安定した収入が欲しい
- 手に職を付けたい
- なんとなく今の状態がやばいと感じた
といったところで「正社員=安定している」というイメージを持たれている人が多いです。
しかし、正社員=安定は現在の就職市場では一概にYESとは言えません。
実際にフリーター→正社員になった私の身としては、正社員=安定という考えは持つべきではないと思っています。
正社員の本当の価値、正社員になるべき本当の理由はもっと別のところにあります。
ここでは高卒フリーターの方が正社員になるべき本当の理由について解説していきます。
正社員はフリーターに比べ市場価値が圧倒的に高い
正社員とフリーターの一番の違いは正社員の方が企業から見た市場価値が圧倒的に高いところです。
ただし、ここで言う市場価値とは一定期間正社員として働いた状態でのことを指します。
フリーターはどれだけ経験を積んでも大した価値にはなりませんが、正社員は積み上げた経験やスキルが大きな武器になります。
積み上げた武器は自分が勤めている企業だけでなく、外部の企業にも評価されます。
その結果、どうなるかというと
- 転職の際に年収をUPさせることができる
- どの企業に行っても成果を残せるようになる
といったようになります。
外部の企業から必要とされる人材になれれば、大卒の方の収入よりを上回ることも難しくないでしょう。
正社員の間に積み上げるキャリアはそれくらい価値が高いです。
高卒フリーターが挽回する方法の中で最も再現性が高いから
高卒フリーターという逆境を挽回する方法の中で、正社員として働くことは最も再現性が高い手段です。
なぜ再現性が高いかというと、就職後の環境に恵まれているからです。
正社員になる目的は人それぞれですが、例えば以下のようなメリットがあります。
- 将来起業したい
→経営に携わったり、マネジメントを経験できる - お金を稼ぎたい
→成果を残して収入を上げる。または正社員の収入を安定収益として、副業で将来やりたい仕事をやる。 - 将来的に生活の質を上げたい。
→正社員は社会的信用が大きくローンなどの審査や通りやすい(家や車など)
このように正社員は高卒フリーターの時に思い描いていた理想像に比較的近づきやすい手段です。
目指すべき目標が自然と見つかる
高卒フリーターの方で
- 将来特にやりたいことがない
- どんな仕事が自分に合っているか分からない
- 自分の強みや弱みが分からない
といった理由でなかなか正社員の就活に踏み込めない方も多いんじゃないでしょうか。
しかし、このような状況の時ほど私は正社員就職することをおすすめします。
なぜかというと正社員就職後に色々な経験をしたり、人に出会うことで自分の視野が大きく広がるからです。
例えば、私自身もフリーターを経験して就活をする際に特にやりたいことはありませんでした。
しかし、今はこうして正社員として働きながらやりたい仕事を見つけ、その仕事に奔走しています。
こうなったのも1社目に就職した会社で良いことも嫌なことも含め色々な経験をしたからです。
このように、就職してから自分の強みや好きなことを働きながら見つけていくことができるのが正社員の良いところです。
高卒フリーターが利用すべきサービス
高卒フリーターから何らかの行動を起こす時、なかなか一人だけの力では難しいでしょう。
情報を仕入れるのにもやはり限界があります。
フリーターから挽回するための方法で就職と起業・フリーランスを挙げましたが、それぞれをサポートしてくれるサービスは利用すべきです。
今回はそれらサービスについて紹介します。
正社員就職:就職エージェント
正社員への就職を考えているなら、就職エージェントを利用しましょう。
就職エージェントは就活における情報収集ができるところが最大のメリットです。
例えば気になる企業の情報を知りたい時、
- エージェント利用なし:企業のコーポレートサイトのみで情報収集
- エージェント利用あり:上記+エージェントが持っている企業の詳細な情報
といったように、外部に公開されていない情報なども仕入れることができることがあります。
初めての就活は色々分からないことが多く、就活に時間がかかるとかなりのストレスになってしまいます。
効率良く、正確な情報を仕入れるためにも初めての就活はエージェントに頼りましょう。
ただし中には悪徳なエージェントも存在するので、きちんと面談をして信用できそうなエージェントを選ぶことをおすすめします。
下記に私が実際に利用したエージェントを掲載していますので、参考までにご覧ください。
起業・フリーランス:副業案件サイト
- いち早く起業したい
- フリーランスとして好きな時間に働きたい
という方は副業案件サイトに登録することをおすすめします。
起業するにしても、フリーランスとしてやっていくにしても初めは実績をコツコツと積み上げる必要があります。
そのためスモールスタートをしてコツコツと案件を獲得していくことができる副業案件の紹介サイトが最適です。
案件紹介型や特定の業界で稼ぐためのスクール型のものなど、色々な形式がありますので自身に合うものを利用しましょう。
こちらも実際に私が過去に利用したものや現在も利用しているものがありますので、参考までにご覧ください。
まとめ:とにかく早いタイミングでフリーターから脱するべき
これまで高卒フリーターが実際にどうやばいのか、高卒フリーターから挽回するための方法を解説してきました。
これまでの内容をまとめると、私がフリーターの方に伝えたいのは下記3点です。
- どんな仕事内容であれフリーターをずっと継続しても何も意味がない
- フリーターから挽回するための手段は正社員就職がおすすめ
- 正社員就職のメリットは長期的に考えるべき
しかし、本記事を読んでも読者の方の不安や疑問がすべて解消されることは難しいと思います。
不安や疑問が解消されない方がおりましたら、私のXにて個別でご相談も可能です!
私が経験したことが少しでも皆さんのお役に立てるよう、忖度なしで対応させていただきます。