こんにちは!たくろーです。
大学を中退した方のエピソードの中でよく聞く内容と言えば
- 中退すると稼げない
- 中退すると良い企業に就職できない
といったように中退を後悔している方のエピソードが多いんじゃないでしょうか。
実際に中退はデメリットがそれなりにあるため、それに耐えきれず後悔してしまう人が多いです。
しかし、大学を中退しても後悔することなく生活している人も数多くいます。
実際、後悔していない人の考え方や行動には共通点がありますが、この共通点を知らない人が多いです。
本記事では大学中退を後悔していない人の特徴と、中退を後悔しないためのポイントを解説します。
- 大学中退後の将来が怖い
- 大学を中退してから何をすればいいか分からない
- 学歴がない状態から這い上がりたい
このような悩みをお持ちの方いませんか?
XのDMにてどなたからのご相談もお待ちしておりますので、今抱えているお悩みがありましたらお気軽にご相談ください!
目次
大学を中退をして後悔する理由
まず初めに大学を中退する人がどういった理由で後悔しているのかおさらいします。
中退した後に後悔する理由は以下です。
- 収入面で大卒に追いつけないと感じてしまうから
- やりたい仕事ができない時があるから
- 大卒者に追いつくのが楽ではないから
上記のように、収入面や仕事内容などの理由から後悔する人が多いです。
私の場合後悔はしていませんが、中退すると不利に働く場面があることは実感しました。
私が中退後にやばいと感じたことは下記記事にまとめていますので、気になる方はご覧ください。
では大学中退を後悔する理由についてそれぞれ詳しく解説します。
収入面で大卒に追いつけないと感じてしまうから
大学を中退した方が後悔する理由のなかで最も多いのが、収入面で大卒に追いつけないと感じるからでしょう。
実際、統計的にも下記のように大卒と高卒では平均年収に格差が生じています。
参照:21 生涯賃金など生涯に関する指標|ユースフル労働統計 2022
格差が生じているのは、以下のような理由にあります。
- 高卒と大卒で給与形態や昇進スピードが異なる職業や企業が存在するから
- 高卒の人の方が年収が安い非正規雇用の割合が多いから
実際、学歴によって給与が異なる例で言うと公務員などが代表的な例です。
このような事実から、高卒だと収入面で大卒に追いつけないではと思ってしまうのでしょう。
やりたい仕事ができないから
高卒だとやりたい仕事ができなかったといった理由で後悔してしまう人も多いです。
実際業界や職種によっては、高卒では目指せない領域もあります。
それを知らずに大学を中退する人は、後から事実を知り後悔してしまうのです。
例えば大学中退後、すぐに就ける職種で言うと以下の職種があります。
- 営業職
- 施工管理、製造業
- 事務職
- エンジニア(ごくわずか)
上記以外の職種だと、最初の就活では就職が難しい場合があります。
また仮に希望の職種に就けたとしても、入社後に全然別の業務をさせられることもあるでしょう。
実際に大学中退後にやりたい仕事に就きたい場合は、長期的な目線で計画性を持って行動する必要があります。
中退後に計画的な行動ができない人はやりたい仕事ができないと後悔するでしょう。
大卒者に追いつくのが楽ではないから
大卒者と同じ土俵に立つのは決して楽ではありません。
年収や職業選びについてある程度覚悟ができていても、なかなか追いつけず中退を後悔してしまう人はいます。
大学中退者は基本的に年功序列ではなく成果主義の会社に就職することが多いです。
そのため結果を残さなければ、収入アップや昇進をすることが難しいです。
実際私が今働いている上場企業でも基本的には成果を残せないと、昇進や収入アップができません。
成果を残すことは決して楽ではないため、なかなか出せずに挫折してしまう人は大学中退を後悔するでしょう。
大学中退を後悔する人の特徴
大学中退が不利に働くことにより後悔する人は、共通している点があります。
具体的には以下のような特徴です。
- 大学中退後の行動計画ができてない
- 努力することを嫌い、他責思考
- 自己肯定感が低く、周りの目を気にする
実際、私が中退者の方と関わる中で後悔している方は上記の特徴に当てはまる人が多かったです。
ここでは上記3点について詳しく解説します。
大学中退後の行動計画ができてない
大学中退を後悔する人は中退後の行動計画ができてない人が多いです。
なぜかというと、行動計画がない人は若いうちにやっておくべき事をやらずに終わってしまうからです。
例えば、中退後にアルバイトや派遣社員など「とりあえず」といった気持ちで働き始めます。
しかしその状態が長年続いても、自身のキャリア的な部分の市場価値はほとんど上がりません。
そして最終的に就職ができなかったり他人との劣等感を感じ、中退を後悔してしまうという結果に陥るのです。
努力することを嫌い、他責思考な人
自身で努力することを嫌う人や、他責思考な考え方の人も大学中退を後悔する可能性が高いです。
中退後どんな道に進む場合でも、その道は決して楽な道ではありません。
そのため大学中退者は相応の努力をしたり、厳しい環境に耐えるといったことが必要です。
これができない人は中退後に、「こんなつもりじゃなかった」と思ってしまうでしょう。
中退後に就職するとなった場合を例として出してみましょう。
中退者の就職先は基本的に成果主義の企業が多く、年功序列の企業はかなり少ないです。
そんな状況で下記のような考えを持った人がいたとします。
将来しっかりお金を稼ぎたいから、安定して給与が上がっていく企業で働きたい。
このような人は、自分で努力して収入を上げるのではなく、会社に頼ってしまう思考を持っているでしょう。
そんな思考の人が成果主義の会社に入ると、大学を辞めなければ良かったと後悔する可能性は高いです。
中退直後は大卒の人に比べると不利な状況に変わりはないので、それを理解できているかが重要です。
自己肯定感が低く、周りの目を気にする
- 大学を中退したから自分はダメな人間なんだ。
- 周りの友達や兄弟はみんな大学を卒業しているけど、自分だけ高卒なのが恥ずかしい。
上記のように大学中退した自分を否定し、他の人と比べて学歴で劣っていると考える人も中退後に後悔しやすいです。
ネガティブな思考の人は、学歴でその後の人生が決まってしまうという感情に陥りがちです。
そうなると中退後の状況を打開するためになにも行動しなくなります。
よって最終的に周囲との格差も広がり、大学中退を後悔するでしょう。
ここまで「大学中退を後悔している人」の特徴を解説してきましたが、私としてはこちらを読んでいただいてぜひ中退後に後悔しないようにしていただきたいです。
また「大学中退を後悔していない人」にはどんな特徴があり、どんな考えを持つべきかを把握することも重要です。
次に大学中退を後悔していない人の特徴を解説します。
大学中退を後悔していない人の特徴
大学中退を後悔していない人の特徴は下記です。
- 大学中退後に開き直っている
- 何をするにしても自分の責任という考え方
- 仕事にやりがいを感じている
大学中退を後悔しないためには様々な行動を起こしたり、正しい思考を持つことが重要です。
中退を後悔していない人は行動力がある方や正しい思考を持っている人が多いので、ぜひ参考にしてみてください。
大学中退後に開き直っている
大学中退を後悔していない人は、中退後に開き直っている人が多いです。
中退直後というのは、高卒かつ社会人経験がない人間という立場になります。
つまりそれより下のステータスがないということです。
こういった状況の場合、中退後に開き直っている人は
これ以上失うものはないから、悩んでてもしょうがない。
とりあえず自分にできることを必死に頑張ってみよう。
といった思考になりより能動的に行動を起こすようになります。
実際に私の場合も中退前は様々な葛藤がありました。
しかし中退後はこれ以上の底辺の状況はないから、
「仕事で結果を残して挽回するしかない」
といった考え方になったおかげで今は中退を後悔していません。
中退を後悔していない人はこれまで色々な行動を起こしていますが、開き直ることはそれらの原動力となっています。
何をするにしても自分の責任という考え方
大学中退後は何をするにしても自分の責任という思考を持つことが後悔しない上で重要です。
なぜかというと、中退直後は大卒の方に比べると様々な困難が待ち受けているからです。
例えば中退直後で言うと
- 就職先の初年度年収が大卒に比べると安い
- 自分の希望職種が叶えられない
- 成果主義の会社のため、とにかく結果を残さないと収入が上がらない
といったような困難が待ち構えているでしょう。
この状況を中退者が「自身が招いたこと」と捉えて
自分の力で何とか悪い状況を挽回するための打開策を立てて頑張ろう
といった考えを持っている人は中退を後悔しなくなります。
仕事にやりがいを感じている
大学中退後の進路として就職を選ぶ人は多いですが、仕事にやりがいを感じている人は中退を後悔していないでしょう。
冒頭で中退後に後悔する理由として下記3つをあげました。
- 収入面で大卒に追いつけないと感じてしまうから
- やりたい仕事ができない時があるから
- 大卒者に追いつくのが楽ではないから
しかし、仕事にやりがいを感じている以上は上記のような感覚にならないですよね。
実際やりたいことがなくても、就職してから自分の仕事にやりがいを感じるといったパターンは少なくないです。
私も実際特にやりたい仕事はなかったのですが、働いてみて自分の業務にやりがいを感じ今は全く中退を後悔していません。
- 誰かから頼られる、感謝されると嬉しい
- 自分業務が、誰かのため・会社のためになっていることが嬉しい
といった感覚がある方は一度就職してみて仕事のやりがいを感じることもおすすめです。
とはいえ就職先でミスマッチが起こることは良くないので、そこはエージェントに頼るなどしてできる限りの準備は必要です。
大学中退後の就職はやり方を間違えると後悔する
大学を中退した後の進路として就職を選ばれる方は多いと思います。
しかし、間違った方法や認識で就職をするとどれだけポジティブな考え方を持っていても後悔してしまうかもしれません。
結論就職はタイミングやゴールを見失わなければ後悔しません。
ここでは中退→就職を選ぶ際に注意すべきポイントを解説します。
大学中退から就職までの期間を空けないようにする
特別な事情がない限りは中退後にすぐ就職することをおすすめします。
理由としては2つあり下記の通りです。
- 中退から就職までの期間が空くと、その間何をしていたか面接を受ける企業から突っ込まれる。
- 一度アルバイトなどを挟むとその環境に慣れてしまい、就職意欲がなくなってしまう。
実際、企業の採用担当の方も中退後の就職に関して下記のように述べています。
大学を中退してすぐ就職を目指す人の方が覚悟を持って就活に臨んでいる人が多く、内定を獲得できる可能性が高いです。
逆に中退してから数年経っている人は理由にもよりますが、覚悟や行動力がないのではといった判断をされがちです。
このように中退から就職まで期間を空けると、希望する企業に就職できない可能性が高くなります。
結果、もっと早く就活をしておけばよかったと後悔してしまうのです。
就活前に先に資格を取った方がいいという考え方は間違い
よく中退後に資格を取ってから就活をしたいという人がいます。
しかし、この考え方で進めると就活の際に後悔してしまう可能性があります。
なぜかというと、時間をかけて資格を取得できたとしても就活でそこまで有利に働かないからです。
現在の日本の就職市場では資格よりも実務経験の方が重視されています。
そのため資格あってもなくても実務経験がなければ採用はしないといった企業が多いです。
募集要項などにも実務経験が必須資格になっている企業は皆さんもよく見かけるんじゃないでしょうか。
もちろん資格がないとできない仕事や職種もありますが、中退後で就職できる企業の大半は資格が必要ではありません。
資格を取る時間を無駄に取ってしまうと、就活時期が遅れ結果的に後悔してしまうので注意が必要です。
「就職すること」をゴールにしない
大学を中退した後に一番注意していただきたいのが、「就職すること」をゴールにしないことです。
なぜかというと就職をゴールにしてしまうと、就職した後に色々な困難を乗り越えられないからです。
大学中退者は、いきなり大手の大企業に就職することはできません。
よって入社すると階段式に収入が上がるような年功序列の会社を目指すのはほぼ不可能です。
そうなると自分でスキルをアップさせたり実績を残さないと、年収アップや転職をすることはできません。
実際大半の人が自身にとって良い企業に就職したいと考えます。
しかし、あまり企業選びに依存しすぎると自身の成長意欲が失われるでしょう。
そして入社後に自身のイメージとのギャップが生じ、早期退職に繋がり後悔してしまいます。
- 大卒の人以上の収入を得たい
- 自分のやりたいことを仕事にしたい
上記のような理想がある以上は、自身で試行錯誤して努力し続ける必要があります。
そのため自分が就職後に何をしてスキルアップや実績をもたらすか考えることが重要です。
大学中退後に後悔しないためのポイント
大学中退を後悔しないためのポイントは、ずばり以下の4つです。
- 大学中退をネガティブに考えすぎない
- 長期的な努力は必要であることを前提に行動
- 経験や実績を積めば学歴の壁はなくなっていく
- 自分の市場価値を上げることに集中する
中退を後悔していない人の特徴も参考にしつつ、こちらもぜひ中退後のポイントとして意識してみてください。
大学中退をネガティブに考えすぎない
大学中退後に後悔しないためのメンタル的なポイントとしては、中退をネガティブに考えすぎないことです。
ネガティブな思考は行動力の低下に繋がります。
そうすると困難な状況を打開しようとしなくなってしまい、何もせず後悔するといった結果に陥りがちです。
しかし、中退後に危機感を持つことも重要です。
ここで言うネガティブな思考とは自分はもう人生終了なんだといった自己否定の考え方なので、そこは分けて考えましょう。
長期的な努力は必要
これは大学を中退した人全員に言えることですが、中退後は長期的な努力が必要ということは意識しておきましょう。
中退後はどれだけ頑張っても、すぐに自分の希望がかなえられるわけではありません。
将来やりたい仕事がある場合を例に出してみましょう。
やりたいことが中退後の就職先では叶えられない場合、転職や副業、起業などといった手段で叶える必要があります。
しかし、これらの手段で短期間で叶えることはほぼ不可能です。
どんな手段を使うにしても長い期間をかけて努力する必要があります。
よく中退後の短期間で後悔してしまっている人がいますが、そういった人たちは目先のことだけで判断しています。
先ほど述べた、就職先の企業をあまりにもこだわる人もこういった判断をしてしまうでしょう。
初めは苦しいこともありますが、この後解説するように就職などで定着することで得られるメリットもあります。
そのため大学を中退した後は長期的な目線で見ると、意外と後悔といった気持ちはなくなります。
経験や実績を積めば学歴の壁は感じなくなる
意外と知らない人が多いですが、経験や実績を積めば転職の際の学歴の差は徐々に無くなります。
理由としては、転職市場において最も価値が高い人材というのが成果を出せる人だからです。
中途採用は本来即戦力の人材の採用なので、学歴が無くても早く成果が残せる人を企業は求めています。
実際私の場合も2社目の転職の際は、一部の大企業を除いては学歴で落とされるといったことはありませんでした。
必須資格に大卒と書いてあっても応募して通ることも実際ありました。
しかし大企業は足切りのために大卒以外は落とすといったことをする場合があるので、全く影響しないわけではありません。
それでも1社目に比べると2社目の方がかなり選択肢が広がるので、学歴はの壁は徐々に感じなくなるでしょう。
若いうちは自分の市場価値を上げることに集中する
中退後に持ってべき考え方として、自分の市場価値をあげることがあります。
中退後は給料がいい、稼ぎやすい会社がいいといった方がいますが、第一に優先すべきことではありません。
なぜかというと中退者と大卒の人で大きく待遇の差が出るのは30代以降が多いからです。
30代以上は管理職を経験する世代です。
そのため、30代でフリーターの人と管理職でバリバリ働いている人とでは収入面でかなりの差が出ます。
仮に20代で稼いでいても、30代になって別の会社に転職して活躍できず給料が上がらなかったのでは本末転倒ですよね。
よって若いうちはどこに行っても通用する人材になることを目指し、自分の市場価値を上げることが重要です。
能動的に動ける人は大学を中退しても後悔しない
大学中退を後悔しないための重要なポイントは、能動的に動けるかどうかです。
これができている人は基本的に何事も自己責任で考える人が多いので、中退後も後悔してない人が多いでしょう。
実際私も中退後の不安はありましたが、中退すると失うものは何もなかったので行動するのみといった気持ちでした。
中退になかなか踏み出せない方は、まずはマインドセットから始めてもいいかもしれません。
大学中退は決して褒められるものではないので、後悔しないためにもしっかり情報収集やマインドセットは行ってください。
中退すること自体や、中退後の進路について相談したい場合は中退者向けの就職エージェントなどに相談することをおすすめします。
また、私のXのDMでも相談を受け付けておりますので、気になることがありましたらお気軽にお問い合わせください!