【学歴のハンデを挽回した実体験が見れる】高卒や大学中退が人生終了でない理由を解説

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高卒の方や大学中退をして結果的に高卒になった方の中で、人生終了したとあきらめてしまっている方はいませんでしょうか。

・高卒は大卒に比べて稼げない

・大学を卒業して、良い企業に入ることが成功への近道だ

実際周りからこのような意見を聞いたことがある方もいるんじゃないでしょうか。



私も実際大学を中退して高卒になった身ですが、「高卒=人生終了」というイメージは少なからずありました。


しかし、学歴社会が徐々に薄れているのも事実で、今後もその傾向は続いていくでしょう。


本記事では、高卒という立場が現段階で社会的な立場で本当に不利なのかを私自身の経験も含めて解説していきます。

大学を中退した方は下記記事も参考にしてみてください。

結論、高卒は人生終了と言えるほどのピンチではない


結論から言うと、高卒はそれほど危機的な状況ではないです。


今すぐ状況を挽回するのは難しくても正しい手順をしっかり踏めば、十分現実的な方法で大卒の人に収入面などで追いつくことはできます。


しかし、実際に高卒であることが不利に働く場面があるのも事実です。


ここで重要になってくるのが正しい情報をしっかり理解した上で、周りや世間のイメージに流されず行動することです。


まずはそもそもなぜ高卒が人生終了と言われるのかをおさらいしておきましょう。

なぜ高卒=人生終了と言われるのか?

実際に「平均的」な収入は高卒の方が低いから


平均年収や生涯得られる収入で比べると高卒の方のほうが低いというのは事実です。

1.学歴別各年代の平均年収(単位:万円)

年代/学歴高卒(男性)高卒(女性)大卒(男性)大卒(女性)
20代225199254244
30代276217347293
40代323232435336
50代348241507370
※参照:令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況 学歴別にみた賃金|厚生労働省


高卒と大卒の平均年収を比べてみると若いうちはそこまで大きな差はありませんが、歳を重ねるごとにその差が大きくなっていることが分かります。


特に50代の年収は男性は約160万円、女性は約130万円ほど大卒の方が高くなかなか格差が大きいですよね。

2.学歴別の生涯賃金

学歴別高卒(男性)大卒(男性)
生涯賃金
(退職金含まない)
2億1千万2億6千万
生涯賃金
(退職金含む)
2億5千万3億3千万
※参照:ユースフル労働統計2022 生涯賃金など生涯に関する指標|労働政策研究・研修機構(JILPT)


平均年収が異なるので、当然生涯賃金についても差が出てきます。


男性の場合、退職金を含まない場合だと約5,700万、含んだ場合でも約7,400万くらいの差があります。


生涯賃金で見ると新築の家1棟分以上の金額差があるので、高卒の方がかなり不利に見えますよね。

しかし、単純に学歴によって差が出ているというわけではなく、高卒の方のほうが非正規雇用(派遣やアルバイト)で働いている割合が多いというのも大きな要因の1つです。


高卒の方が就ける業種や職種が少ないという事実

実際に学歴社会というのが未だに根強く残っている部分はありますが、特に根強いのが職業の業種や職種の部分です。


高卒の方は皆さん感じているかと思いますが、高卒の場合就くことができる業種や職種が大卒に比べると限られてきます。

私の場合もこれについては何度も思い知りました。

特に、大企業や専門的な知識が必要な技術職や研究職、またキャリアと言われる公務員への就職などは大卒以上でないとまず不可能です。

仕事を選ぶ上では、収入以上に個人のやりたい事ややりがいなどが重要視されることが多いので、そんな中で好きな仕事が選べないという点でも人生終了とよく言われます。

高卒に劣等感を覚えている人の意見が多い


「高卒=人生終了」と言われている理由として、最終学歴が高卒ということに対して劣等感を覚えていたり、自己肯定感が低い方が多いというのも大きな要因の1つです。


こういった方たちは、以下のような考えを持った方が多い傾向があります。

・周りに大卒以上の人が多く、常に自分と比べている

・高卒という学歴だけで、自己否定をしてしまい将来設計をすることを諦めてしまっている


収入面などの統計も見ると、「やはり高卒ではだめだ」と思ってしまう人は多いんじゃないでしょうか。

また高卒側の意見だけでなく、次のように大卒以上の人たちから見た意見というのも「高卒=人生終了」を言われる要因の一つです。

学歴が良い=勝ち組と錯覚している人の意見もある

学歴が高いほど

といったような錯覚に陥っている人も少なからずいますが、このような人たちは潜在的に「高卒=人生終了」と思っています。

特にシニア世代の方や高学歴の方たちには、言葉には発しなくても心の中でこのように思っている方が多いです。

初任給が高かったり、昇進が早かったり、大企業に就職できるといった学歴による恩恵があるのも事実なので、高卒に対して良くないイメージを持つのは仕方のないことですよね。

実際に高卒だとできないこととは?


冒頭にもお話したように、高卒の方が下剋上する上で重要なのは正しい手順を段階的に取り組むことですが、事実上できないことも少なからずあります。

これを知っておかないと非現実的なやり方で頑張ろうとする方も出てくるので、現実的な方法を実践するためにも高卒だとできないことは先に知っておくことが重要です。

年功序列の環境では収入面で大卒を超えるのはほぼ不可能


高卒だと一生かけても収入面で超えられないパターンがあります。

それは公務員や大手の大企業などの年功序列で収入が決まる環境にいる場合です。

なぜかというとこういった所は学歴ごとに初任給が決まったり、またその後の収入についても能力に関係なく大卒の人が優遇されるケースがほとんどでしょう。

そんな所で自分のスキルを駆使して努力してもそれに見合う成果が得られない可能性が高く、高卒の人ではどうしても越えられないパターンが多いです。

大卒以上でないとできない業種・職種がある


大卒以上の人がしている業務の中には、必ず大卒以上でないとできない仕事があったりします。

例えば教員やキャリアと言われる官僚などの公務員、また研究職といった職業は大卒以上でないと仕事に就くのは不可能です。

よく民間の大企業等で高卒でも転職により入社できるケースは珍しくありませんが、上記の職種については100%大卒以上でないといけません。

また大卒、高卒に限らず大学の新卒採用でないとなかなか採用されるのが難しい業界や職業もあったりします。

そう考えると大卒以上の新卒採用は本当に恵まれているというのも事実です!



大学中退が悪いとは言いませんが、これから中退を検討する学生の方はこの新卒としてのブランドを理解した上で、進路を決めることをおすすめします。

高卒の人が大卒の人に追いつくための方法4選


ここまで実際に高卒だと不利に働く場合を話してきましたが、この事実を理解した上でどのような方法で大卒以上の人に追いつくかが最も重要になってきます。

しかしよく企業して人生大逆転を起こした人がいますが、このような人はすごく稀な存在であまり現実的な方法とは言えないのでここでは実現性の高い方法をご紹介しましょう。

またここでは収入面や仕事内容など、働く中で重視する要素について大卒以上の方と肩を並ばせるための方法について述べています。

働く上で求めることは、お金ややりがいなど人それぞれなので自分の求めることにあった方法を実践することをおすすめします。

実力主義の会社に就職し、とにかく成果を残す


とてもシンプルな話ですが、収入面だけで言うと実力主義の会社に就職してとにかく成果を残すと、高卒でも大卒以上に稼ぐことができます。

現在の日本はまだ学歴重視の風潮が残ってはいますが、徐々に実力主義・能力主義の風潮が浸透していっているのも事実です。

その為正社員就職という観点で言うと、高卒の人でも大卒に負けないくらい稼ぐことができるチャンスは増えていきます。

これは初めて正社員として就職される方も同じことが言えるので、これまでアルバイトなどしかやったことない人でも十分逆転のチャンスがあると言えますよね。

また成果を出すこと自体長い目で見た時に転職の時などでかなり有利に働くので、正社員就職で頑張ろうという方は目に見える結果を残すことは常に意識しましょう。

経験を積み重ね転職の際に好きな仕事に就く


高卒は初めのうちは働ける職種は限られますが、転職をうまく活用すると自分のやりたいことを仕事にすることができます。

最近アドバイザーの仕事をしていて

求職者

・〇〇職の仕事をしたいけど、未経験の求人募集が無くどうやってなるか分からない。

・△△職は大卒じゃないとなるのは厳しいですか?


といった質問をよくされます。

こういった方に必ず伝えているのが、転職をうまく行えば長期的に考えるとやりたい仕事に就くことができるということです。

例えばよくある例として、未経験でエンジニアの仕事をしたいといった人がいたとします。

最近未経験でできるエンジニアの求人は少ないですが、少しでもエンジニア職への就職確率を上げるのであれば下記のような方法があります。

このように段階を踏みながら転職して少しずつ自分のやりたい事に近づいていけば、今すぐにはできなくてもやりたい職種に就くことはできます。

ただし例のような将来設計は一人だけの力では難しいので、必要に応じて転職エージェントなどに相談するのがおすすめです。



また私のX(旧:Twitter)の方にご相談いただければ、お伝えできる限りの情報は提供させていただくのでお気軽にご質問ください。


副業でお金を稼ぐまたはやりたいことをやる


上記に挙げた中で当てはまる方は、副業による実現をおすすめします。

副業のメリットとしては外部に縛られることなく自分の得意な事や好きな事を仕事にしながら収入を得ると同時にスキルを身につけることができるところです。

また分野にもよりますが、会社で成果を残すことよりも短期間で収入を得ることができます。


ただし、ここでの「副業」というのは誰でもできる副業や時間を対価に稼ぐ副業以外を指します。



なぜかというと、誰でもできる時間を対価に稼ぐ副業は将来的にそれ以上収入が増えたり、市場的に価値があるスキルが身につく見込みがないからです。

働く上で自身の「市場価値」を上げることはとても重要で、その価値をあげることが収入アップや自分のやりたい事を叶えることに繋がります。

例えば現在私はWEBマーケティングを勉強しながら副業をしていますが、初めはスキルや経験を身につけるのにかなり時間がかかりました。

しかし経験を積むことで自分の市場価値が上がり、収入が上がったり仕事の幅が広がったりなどして少ない時間でより効率的に収入を得ることができるようになっています。

自分のように会社の収入がほぼ固定報酬といったところで働かれている方は、副業で稼ぐことがおすすめです。

大卒資格を取りなおすor働きながら大卒資格を取る


大卒以上でないと採用しない起業や大卒以上でないとできない仕事が少なからずある以上、大卒資格を取りなおすことも1つの手です。

高卒だとどうしてもできない職業を目指している方や会社で成果を残すことに自信がない方はこの方法をおすすめします。

大学に途中まで通われて中退した方は、それまで取得した単位を引き継いで3年や4年生から編入学して最小の工数で大卒資格を取ることもできます。

特に大学自体にこだわりが無い場合は、通信制の大学であれば働きながら大卒資格を取ることも可能です。

ただし、デメリットとして大卒資格を取るまでに時間がかかるので若いうちに取り組まないといけないといったところがあります。

遅くとも20代中盤くらいには取り組み始めないと、いざ大卒資格を取って就職しようと思っても年齢のフィルターが入り就職できなくなってしまうので注意が必要です。

20代社会人の数年は重要な期間なので、それに代わるメリットが得られる場合だけ大卒資格を取ることをおすすめします。

結論、高卒は人生終了ではないが最低限の努力は必要


ここまで話したことをまとめると、結論高卒は人生終了ではなく大卒の人に追いつくことは可能で実現するには様々な方法があります。

ただし、どの方法を実践するにも最低限の努力は必要だということは忘れないでください。


高卒で稼いでいる人や、やりたいことを仕事にしている人はたくさんいますが、そうなるには大卒の人以上の努力があってこそです。

楽をして稼げてやりたい仕事ができるのであれば、誰も苦労はしませんし大学にも行かないですよね。

その為大学中退を考えている方は、中退後少なからず苦労することは増えるということも考慮して自分の進路を決めることをおすすめします。

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